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英語マーキング読解法とは、英文にマークをつけながら読むことで文の構成をつかみやすくして英文を読む方法です。
既に実行されている方も多いと思いますが、私の場合はこれをやるのとやらないのとでは英文読解のスピードと正確さが20%以上違ってくるので念のためご紹介させていただきます。
私が使っているマークは以下の6つです。
- ()
- 修飾語句、なくても文の構造・意味が変わらないとき
- []
- 従属節(that節、how節、what節など)
- <>
- 関係代名詞による名詞の修飾(which、where、whenなど)、また、those who~のwho部分が長いときにwho以下を囲むことも。
- /
- 文の切れ目など
- ○
- and、orなどを丸で囲む、文構造が複雑な時のみ。
- SVOC
- よく言われる「文型」。普段は使わないが、文構造が特に複雑なとき。
実際に例を出して見ましょう。出典は京都大学の平成18年度前期試験です。例文は問1の一番最後の文で、この文を和訳せよ、というのが問1(3)の問題でした。ちなみに、文の前半の要約はこんな感じです。
ギリシア時代の哲学者たちはあらゆる知覚が最初に通過すべきものとして"理性"という新たな要素を導入し、また与えられた帰結は、その帰結が正しい前提に基づいた一連の論理的思考から導き出されるときにおいてのみ正しいことを示した。
上の例文の大意としては「理不尽な差別を受けたら、狂人のたわごとだと思って聞き流しておけ」ということなのです。これにマーキングをつけた結果が次の文です。まず、that we had been ~ by the communityまではthat節なので[]でくくります。また、by the communityは無くても文構造は変わらないので()でくくります。
~ by the community と philosophers recommended ~ の間で大きく文が切れているので / で区切ります。以下、同様にして that ~ と by ~をそれぞれ[]と()で囲んでいきます。
by a confused person bent on proving that two and two amounted to five.については、まず受身の主語にあたる部分なので by ~ fiveまでを()で囲みます。次に bent on ~ five までは a confused personを修飾している部分なので <>で囲みます。さらに、that two and two ~ fiveまではthat節なので[]で囲みます。
一通りマーキングを終えた後は、文の構造が分かりやすくなっていると思います。実際には英文を読みながらマーキングをしていきますので、今のように天下り的にマーキングをするときよりも、ずっと理解が深まります。
なお、 that節を [] で囲むときも、左側の[ だけ書いて右側の] は書かない、ということもよくあります。それは単にゴチャゴチャするのが嫌だからです。上のマーキングもあくまで目安と考えてください。
ちなみに、この「マーキング読解法」というのは進研ゼミで紹介されていた方法です。進研ゼミでは、もっと色々と細かいことを教えていた気がするのですが、私は上の6つのマーク(普段は4つしか使いませんが)があれば十分だと思います。
また、進研ゼミで教えていた方法とはずいぶんと異なるものになっているので、今回紹介することにいたしました。マズかったら言ってください(^^;)
単語数に関しては、「DB4500+模試などの単語」を覚えただけでは京大レベルの英文を読むのに非常に苦しかった、という体験から出したものなので【個数は当てにならない】です。
一番いいのは実際に過去問をやってみて、どれぐらい足りないのかを肌で感じることなのですが、目安としては「DB5500以上」です(もちろん、DBじゃなくても構いません)
基本的に、英語は配点が高いので得意教科にしておくに越したことはないと思います。
さて、頂いたご質問ですが、私の場合は、英語と理科が強かったのことが大きいと思います。
私の通う京大理学部の配点は数学200点、理科200点、英語150点、国語100点となっています。(06年度時点)そして合格最低点は330~380点くらいを推移しています。
ここから分かるとおり、数学で満点とれれば合格の可能性は非常ーーーに高まります。しかも、最近の京大数学は易化が進んでいますから、満点も十分狙えます。
これは理系学部全般に言えることだと思うので、京大の場合はまず「数学」です。6問中5問できるだけでも、一気に展望が広がるでしょう。
ただ06年度はあまりに簡単すぎたために、07年度難化する可能性は高いと言えますが・・・。
それと、どこかで書いた気がしますが、もう一つの要因は「本番強さ」だと思います。
模試やテストのたびに儀式のようなものをする習慣をつけて、本番でも行うと集中して取り組めるように思います。(パブロフの犬のごとく、と言ったらたとえが悪いですかね)
体験談については、合格体験記以外にもちゃんとしたものを今度書こうと思います。
http://tinyurl.com/lsv94
実際に完璧にしたと言えるのは、この「DB3000」と「DB4500」の2冊のみです。前述の通り、正直少なかったと後悔しています。あとは教科書・模試の単語はほぼ完璧に覚えるようにしていました。
どの単語帳がいいのかは人によると思うので「コレ!」とは言えません。ちなみにDBは意味ごとに単語がまとまっている他、類義語・派生語も多少載っているので、私としてはまあまあかな~、と思います。
勉強時間については、1日あたりで、1年生1時間未満、2年生2時間(?)、3年前半3時間(?)、3年後半4,5時間てな所だと思います。記憶があやふやなものは?をつけておきました。勉強時間の記録を残した覚えはあるのですが、どこに残したのか思い出せないという体たらく・・・(恥)